2008年05月07日

数の暴力

国会審議などで充分な審議を経ないで採決することを野党は「数の暴力だ」といいます。たしかに野党からしてみれば数で劣るわけだから暴力に見えるし自分達の意見が十分に反映されていない法案が通るのは審議不十分に見える。でも、与党の側から見れば選挙で国民の意思によって選ばれたのだから暴力ではないし(自分たちの意見は)十分に審議されている。
本来数の暴力というのは、聖火リレーで長野に中国国旗で作られた赤い沿道のようなことをいうのだと思う。彼らは(基本的には)法律を犯しているわけではなく(一部を除いて)暴力をふるっているわけでもない。でも、他国へ多人数で訪れ明らかに地域住民を恐怖を覚えさせるような行動は暴力といって差し支えないだろう。その暴力は警察をも服従させているしね。

日本で強行採決の類を「暴力」といってしまうのは国会の形骸化が背景にある。他国では見られない法案の事前承認制度とそれに伴う党議拘束がその原因だ。
道路特定財源の一般財源化で小沢一郎民主党党首が「与党内での承認ができてない」と言っていたけれど、民主党はむしろ自民党のこの承認制度そのものが国会をゆがめている点を国民に明らかにするべきだろう。

関連URL
党議拘束について:http://taraxacum.hp.infoseek.co.jp/teardrops/movement/restriction.html
事前承認制度について:http://www.cc.matsuyama-u.ac.jp/~tamura/horitugadekirumade.htm#yotoujizennsinnsaseido
posted by 鴉鷺和仁 at 00:05| Comment(0) | TrackBack(0) | ことばのおと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/95868863

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。